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| | デリカ ファッション情報
1−カシミヤ
& ヴィキューナについて− |
原毛になるカシミヤは、本来カシミール地方の高山に住む山羊科の動物で、2千米級の高原と3千米級の毛の価格には格差があり、高い地にて取れる毛ほど高い。寒地ほど生毛(ウブゲ)が密で保温能力がある。近年は中国の国策もあって、気象条件・立地が近似のモンゴル地方で飼育算出される。日本でもカシミヤ山羊を飼育しているが低地のため、カシミヤとして認められない。本年はカシミヤ山羊に疫病があって、その産毛は30%位落ち、従ってその比率で原毛アップとなる予定です。
ヨーロッパでは生地になった段階で縦糸がウールでも横糸が100%カシミヤなら、100%カシミヤとして認められる。それは織の関係で表面に100%カシミヤが出るためです。ただし、アニオア・ダンヒル等、有名ブランド品は縦横共100%カシミヤです。
価格は一般に目付きと言って1mのグラム数を基準とし男物コート500g、上衣は380g、女物コート380g、ジャケット300gを目安として下さい。色によっても格差があり、白が一番高く、1m10万位、彩度明度が濃く暗くなるほど安くなる。
また、織物仕上げ能力によっても格差が生じ、現在までの中国製生地は約3割の不純物が混入し、日本製とは3割の格差が出る。しかしイタリアでは再製羊毛の技術が優れ、チャノミコ社・ジャノック社等はそれを上手に市場に提供している。
最高値のウールとしてはペルーのヴィキューナがあるが、これは国の保護動物として厳しい管理下にあり、山間の部族民が落ち毛や木枝についた毛を集め指定買い取り場所へ持って行き、国のシンジケートが売先を定めて流通させる。
現在は主にイタリアのロビアナ社・ゼニア社。日本で我々(主に仕立て業者)が手に入る価格はコート分で200万円位、出来上がり相場500万円もうし、バブル期には1000万円前後でした。 |
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